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うつ病で「お風呂に入れない」「片付けられない」状態への生活支援

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うつ病で「お風呂に入れない」「片付けられない」状態への生活支援

うつ病で「お風呂に入れない」「片付けられない」状態への生活支援

2026/09/15

 

「お風呂に入らないといけないのは分かっているけれど、どうしても動けない。」

「部屋を片付けたいと思っているのに、何から手をつければいいのか分からない。」

 

うつ病になると、これまで当たり前にできていたことが、急に難しくなることがあります。

周りから見ると「お風呂に入るだけ」「少し片付けるだけ」に思えても、ご本人にとっては、それさえ大きな負担になっていることがあります。

そして、できない自分を責めてしまい、さらに気持ちが落ち込んでしまうこともあります。

 

この記事では、うつ病によって生活の中で「できないこと」が増えた時に、どのように考え、どのような支援につなげていけばよいのかについて、

・なぜお風呂や片付けが難しくなるのか
・「できない=怠け」ではない理由
・生活の中で無理なくできる工夫
・訪問看護でできる生活支援
・当ステーションが大切にしていること

について、分かりやすくご紹介します。

 

 

 

「お風呂に入れない」のは、怠けているから?

 

うつ病では、気分の落ち込みだけでなく、意欲や集中力、体力が低下することがあります。

 

そのため、

「お風呂に入ろう」

と思っても、

起き上がる
  ↓
服を脱ぐ
  ↓
浴室まで行く
  ↓
髪や身体を洗う
  ↓
着替える

という一つひとつの行動が、大きな負担に感じられることがあります。

 

「入らないといけない」と頭では分かっていても、身体が動かない。

これは、単純に「やる気がない」「怠けている」ということではありません。

 

まずは、できない自分を責めないことが大切です。

 

 

 

「片付けられない」時も同じです

 

部屋が散らかっていると、

 「片付けないと」

と思う一方で、物が多くなるほど「どこから始めればいいのか分からない」と感じてしまうことがあります。

 

うつ病では、集中力や判断力が低下することもあり、普段なら簡単にできることでも難しく感じる場合があります。

 

その結果、

「片付けられない」
   ↓
「自分は何もできない」
   ↓
「もっと落ち込む」

という悪循環につながることもあります。

 

だからこそ、最初から「部屋をきれいにする」ことを目標にする必要はありません。

 

 

 

「全部やる」ではなく「少しだけ」でいい

 

生活を立て直す時に大切なのは、最初から完璧を目指さないことです。

 

例えばお風呂なら、

 「今日は湯船につからなくても、シャワーだけにする」

 「髪を洗うのは明日にして、今日は身体だけ洗う」

という方法もあります。

 

片付けなら、

 「今日は床に落ちているゴミを一つだけ拾う」

 「テーブルの上だけ片付ける」

など、小さな目標から始めることができます。

 

できたことが小さくても、それは「できたこと」です。

今の自分にできる範囲から少しずつ取り組んでいくことが大切です。

 

 

 

訪問看護では「生活そのもの」を一緒に考えます

 

精神科訪問看護というと、精神状態の確認や服薬管理をイメージされる方も多いかもしれません。

もちろんそれらも大切な支援ですが、訪問看護では日々の生活についても一緒に考えます。

 

例えば、

 「最近お風呂に入れていない」

という相談があった場合、

 「なぜ入れないのか」

を一緒に考えてみます。

 

疲れているのかもしれません。

入浴するまでの準備が負担なのかもしれません。

気分が落ち込んでいて、何をするにも億劫なのかもしれません。

理由によって、考えられる方法も変わります。

 

「もっと頑張りましょう」と言うのではなく、今の状態でもできそうな方法を一緒に探すことが生活支援の一つです。

 

 

 

ご家族も「どうしてできないの?」と責めないこと

 

ご家族からすると、

 「お風呂くらい入れるんじゃない?」

 「少し片付ければいいのに」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、ご本人は「やりたくない」のではなく、「やりたいけれどできない」状態になっている可能性があります。

 

 「できていないこと」

を指摘するより、

 「今は何が一番しんどい?」

 「できそうなことはある?」

と聞いてみるだけでも、ご本人の負担が少し軽くなることがあります。

 

ご家族だけで対応することが難しい場合は、医療や訪問看護などの支援を頼ることも一つの方法です。

 

 

 

 

生活が乱れてきたことも、大切なサインです

 

お風呂に入れない。

部屋の片付けができない。

食事を作れない。

着替えることも面倒になった。

 

こうした変化は、単なる生活習慣の問題ではなく、心身の状態が変化しているサインかもしれません。

 

以前できていたことが急にできなくなった場合には、「もっと頑張らなければ」と考えるのではなく、現在の体調について主治医や看護師に相談してみることをおすすめします。

 

 

 

当ステーションが大切にしていること

 

私たちは、「できないこと」を責めるのではなく、今できていることや、その方が大切にしていることに目を向けることを大切にしています。

 

お風呂に入れない日があっても、片付けができない日があっても大丈夫。

その時の体調に合わせて、「今日はここまでならできそう」という方法を一緒に考えていきます。

 

生活を少しずつ整えながら、その方が自分らしく安心して過ごせるよう支援していきます。

 

 

 

まとめ

 

うつ病になると、これまで普通にできていた入浴や片付けなどの日常生活が難しくなることがあります。

それは「怠け」ではなく、うつ病による意欲や体力、集中力などの変化が関係している場合があります。

 

大切なのは、できないことを責めるのではなく、今の状態に合わせてできることから少しずつ取り組むことです。

「お風呂に入れない」「部屋を片付けられない」といった生活上の困りごとも、訪問看護で相談することができます。

 

一人で抱え込まず、「こんなこと相談していいのかな」と思うようなことでも、まずは相談してみてください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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